顔料インク・染料インクどちらか迷ったらどっちを選ぶべき?プリンターを購入するときに「顔料インクのプリンター」か「染料インクのプリンター」なのか確認していますか? 「顔料インクと染料インクはどう違うの?」「どちらを買えばいいのか?」と迷う方も多いと思います。 「文字印刷を多くするなら顔料インクプリンター」「写真印刷を多くするなら染料インクプリンター」とよく言われますが、今回は、顔料インク・染料インクの特長とプリンターの選び方のポイントを解説します。 顔料インク・染料インクの各ポイント顔料インクと染料インクそれぞれの特徴をまとめてみました。
顔料インクは文字や色がくっきりした仕上がりになるので文書印刷に向いています。染料インクは色の再現度が高く、写真印刷に向いています。また、アートや写真のプロ向けのプリンターで使用する最上位顔料インクがあります。 次に各インクのメリット・デメリットを見ていきましょう。 顔料インクのメリット・デメリット顔料インクのメリット
顔料インクのデメリット
顔料インクはどんな用途に向いている?顔料インクは資料作成やレポートなどの、文字の多い印刷物の頻度が高い方に適しています。 文書を印刷するのがメインの用途であれば、顔料インクを選ぶといいでしょう。 染料インクのメリット・デメリット染料インクのメリット
染料インクのデメリット
染料インクはどんな用途に向いている?染料インクは写真の印刷頻度が高い方に適しています。ただ、染料インクは光や水に弱いので、アルバムなどに保存しておくことをおすすめします。 最上位顔料インクのメリット・デメリット顔料インクは一般的に写真印刷に向かないとされていますが、無色インク(グロスオプティマイザ)を吹きつけることで、染料インク並みの美しさで写真印刷ができる最上位顔料インクというものがあります。 最上位顔料インクのメリット
最上位顔料インクのデメリット
最上位顔料インクはどんな用途に向いている?最上位顔料インクは、「高精度写真+文字印刷・ビジネス文書」のどちらにも適した、顔料インクと染料インクの両方の利点を併せ持ったインクです。 使用するインクの量が多く、コストが増えてしまうというデメリットもありますが、その分印刷の仕上がりのクオリティは非常に高いです。 「高精度写真+文字印刷・ビジネス文書印刷」に強いため、印刷の仕上がりにこだわりたい方や写真家の方におすすめです。 染料インクのみを使うプリンターや顔料インクのみを使うプリンターがありますが、キヤノンやブラザーのプリンターの中にはカラー印刷に染料インクを使用し、文字印刷には黒の顔料インクを使用するプリンターもあります。 キヤノンの「BCI-381+380」や「BCI-371+370」など、家庭で写真も文字印刷もどちらも多く使うのなら、こういった顔料黒+染料カラーのプリンターもオススメです! まとめ文字印刷・ビジネス用途に使うならくっきり文字で色の安定が早い顔料インク 書類を多くプリントするなら顔料インクのプリンターがおススメです。 写真・画像印刷に使うなら繊細な色で再現力の高い染料インク 家庭で年賀状、地図・料理のレシピを中心にプリントするなら染料インクのプリンターがおススメです。 写真印刷も文字印刷もどちらも重視したいなら最上位顔料インク グロスオプティマイザと呼ばれる透明インクを使用して、顔料インクの強みである黒文字・モノクロ印刷に加え、光沢感のある写真印刷が可能です。 高精度で美しく印刷したい方は、グロスオプティマイザやディープブルーを搭載しているプリンターがオススメです。 下の表は各メーカーの顔料インク・染料インクをまとめたものになります。 ■各インクメーカーの顔料・染料インク早見表
|