顔料インク・染料インクどちらが迷ったらどっちを選ぶべき?回答:「文字印刷を多くするなら顔料系プリンター! 写真印刷を多くするなら染料系プリンター!」です。 プリンターのカタログなんか見ても顔料インク・染料インクなんて言葉が出てきて、「どう違うんだろう?」「何を買えばいいんだろう?」と迷う方も多いと思います。 プリンターを選ぶ時に“顔料か染料か”で迷ったら、「何に一番プリンターを使うか」を考えましょう。 用途に合わせて顔料・染料それぞれ特性があります。 顔料インク・染料インクの各ポイント以下、顔料と染料についてポイントをまとめてみました。 ■顔料インク・染料インクの特徴早見表
染料インク・顔料インクではそれぞれ用途が違います。 染料インクのメリット・デメリット染料インクのメリット 染料インクのメリットとして以下の点が挙げられます。
染料インクのデメリット 一方、染料インクには以下のようなデメリットも存在します。
染料インクはどんな用途に向いている? 染料インクは写真の印刷頻度が高い人向けのインクです。 また、染料インクで印刷したものは耐光性や耐水性がないので、アルバムなどに保存しておくことをおすすめします。 顔料インクのメリット・デメリット顔料インクのメリット 一方、顔料インクのメリットとして以下の点が挙げられます。
顔料インクのデメリット デメリットは以下の点です。
顔料インクはどんな用途に向いている? 顔料インクの用途として資料作成やレポートなどの、文字の多い印刷物の頻度が高いビジネス向けです。 文書を印刷するのがメインの使用用途であれば、顔料インクを選ぶといいでしょう。 最上位顔料インクのメリット・デメリットさらに顔料インクには、最上位顔料インクというものが存在しています。 ■最上位顔料インクのメリット
■最上位顔料インクのデメリット
最上位顔料インクはどんな用途に向いている? 最上位顔料インクは、「高精度写真+文字印刷・ビジネス文書」のいずれにも適した、顔料インクと染料インクの両方の利点を併せ持ったインクです。 使用するインクの量が多く、コストが増えてしまうというデメリットもありますが、その分印刷のクオリティは非常に高いです。 「高精度写真+文字印刷・ビジネス文書印刷」に強いため、印刷の仕上がりにこだわりたい方や写真家の方におすすめです。 染料インクのみを使うプリンターや顔料インクのみを使うプリンターがありますが、キヤノンやブラザーのプリンターの中にはカラー印刷に染料インクを使用し、文字印刷には黒の顔料インクを使用するプリンターもあります。 キヤノンの「BCI-381+380」や「BCI-371+370」など、家庭で写真も文字印刷もどちらも多く使うのなら、こういった顔料黒+染料カラーのプリンターもオススメです! まとめると…染料と顔料どっちを選ぶべきかの答えは、 ①文字印刷・ビジネス用途に使うならくっきり文字で色の安定が早い顔料インク。 個人・企業などで書類を多くプリントするなら顔料インク系のプリンターがオススメ! ②写真・画像印刷に使うなら繊細な色で再現力の高い染料インク。 家庭で年賀状、地図・料理のレシピを中心にプリントするなら染料インク系のプリンターがオススメ! ③グロスオプティマイザと呼ばれる透明インクを使用して、顔料インクの強みである黒文字・モノクロ印刷に加え、光沢感のがある写真印刷が可能なエプソンの「IC64、IC66」などの最上位顔料インク。 また、ディープブルーというインクは黒色の色調を深くし、再現の難しかった青色・紫色領域を広げ繊細な階調を表現してくれます。 8~10色で多少インクコストはかかりますが、とにかく高精度な写真印刷にこだわりたい!っていう方にはオススメです。 ※プリンターの印刷速度は一般的に顔料インク系の機種より、染料インク系の機種の方が早いです。 下の表は各メーカーには、染料インク・顔料インクどちらが多いのかを表したものになります。 ■各インクメーカーの顔料・染料インク早見表
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