インク革命.COMではBCI-325BK(染料ブラック)とBCI-325PGBK(顔料ブラック)の両方を販売しています。
PGBKのPGとはPigment(顔料)の意味です。
キヤノン純正インクのBCI-325PGBKは顔料インクですが、リーズナブルに商品をお届けするために、BCI-325BK(染料ブラック)も取り扱っています。
一般的に顔料は文字印刷に、染料は写真印刷に適していると言われています。
主に文字・文書印刷に使用されるBCI-325ですが、BCI-325BK(染料ブラック)とBCI-325PGBK(顔料ブラック)をそれぞれ使用した際、印刷結果にどのような違いが出るのか実際に比較してみました。
文字印刷を比較
同じ条件で比較するため、キヤノンプリンター「PIXUS-MG6230」でブラックのみを交換し、文字印刷をして比べてみます。
文字印刷結果
BCI-325の染料版と顔料版を比較してみた結果、そんなに変わらないように見えるかもしれませんが、BCI-325PGBK(顔料ブラック)の印刷結果の方が全体的に文字が濃く、くっきりと見えます。
顔料インクのほうは黒色が濃く、文字が立体的に感じられ、印字の広がりやにじみが抑えられるため、同じ文字フォントでも漢字の隙間までくっきりと印刷が可能です。
また、顔料インクは用紙の表面にインクが付着する性質を持っているため水にも強く、滲みにくいです。
文字印刷結果 -部分拡大-
さらに、印刷結果の文字を拡大して見てみると顔料ブラックインクは、線の間が狭い文字や記号でも潰れづらく、くっきりとした印刷品質に仕上がるので染料ブラックインクとは違いが出ます。
バーコード印刷結果 -部分拡大-
このようにBCI-325BK(染料ブラック)では線と線の間にややにじみが出ていたバーコードもBCI-325PGBK(顔料ブラック)では、くっきりと印刷できます。
細かい違いではありますが、BCI-325PGBK(顔料ブラック)の方が高い品質の文字・文書印刷ができます。
まとめ
今回はBCI-325の染料ブラックと顔料ブラックを使用した際の印刷結果の違いを紹介しました。
それぞれ文字とバーコードを印刷して比較してみたところ下記の結果になりました。
■文字印刷
- BCI-325PGBK(顔料ブラック)の方が全体的に文字が濃く、印字の広がりやにじみがないためくっきりとした仕上がりになりました
■バーコード印刷
- 文字印刷同様に顔料インクの方が濃く、線と線の間など細かい箇所もにじんで潰れることなくくっきり印刷されました
とはいえ、BCI-325BK(染料ブラック)を使用しても写真印刷や文字印刷に大きな違いがあるわけではないので、そこまで文字印刷品質にこだわらず、コストパフォーマンスを優先させたい場合は、BCI-325BK(染料ブラック)がおすすめです。
BCI-325の染料インクと顔料インク
BCI-325BK(染料ブラック)
単品 税込600円〜
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BCI-325PGBK(顔料ブラック)
単品 税込660円〜
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