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インクカートリッジとトナーカートリッジの
違い知っていますか?

更新日:2021-07-13
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インクとトナー

ご家庭や会社で使用するプリンターやコピー機の購入を検討していると、プリンターに使う消耗品が2種類あることに気がつくと思います。1つがインクカートリッジ、もう1つがトナーカートリッジです。どちらも印刷するときに色を付けるためのものですが、お互いに全く違う性質を持っています。

インクカートリッジとトナーカートリッジの違いがよく分からないという方も多いのではないでしょうか?そこで今回、両者の違いを詳しくご紹介します。

インクカートリッジとトナーカートリッジの基礎

インクカートリッジは「液体」を吹き付けて印刷、トナーカートリッジは「粉」を擦り付けて印刷をします。

インクカートリッジの成分と印刷方法

インク

ここではインクカートリッジとトナーカートリッジの中身がどのような成分で作られていて、どういう方法で色をつけるのかをご説明します。

インクカートリッジに含まれている成分は主に以下の6つです。

  • 水(インクの60~80%)
  • 着色剤
  • 浸透剤
  • pH調整剤
  • 防腐剤
  • 乾燥防止剤

成分から分かる通りインクカートリッジは液体状のインクになります。

インクカートリッジはインクジェットプリンターに使用され、プリンターノズルから用紙に直接インクを吹き付けて印刷をします。家電量販店などで売っている家庭用プリンターの多くは、ほぼトナーカートリッジではなくインクカートリッジが使われています。

またインクカートリッジの中にも染料インクと顔料インクの2種類があり、染料インクは紙に染みこむタイプで写真印刷に適しており、顔料インクは紙の表面に付着するタイプで文字印刷に適しています。
※染料インクと顔料インクは着色剤の粒子の大きさが異なります

カートリッジ本体のサイズはトナーカートリッジに比べて小型で容量も少ないです。

トナーカートリッジの成分と印刷方法

トナー

トナーカートリッジに含まれる成分は主に以下の6つです。

  • 着色剤
  • バインダ樹脂
  • 離型剤
  • 外添剤
  • 磁性粉
  • 染料

インクカートリッジに比べてわかりづらい成分の名前が並んでいますが、トナーカートリッジは粉状のインクと理解していただければ問題ありません。

トナーカートリッジはレーザープリンターに使用されます。静電気によってトナーインクを用紙に付着後、熱や圧力によって用紙に定着させ印刷します。

このような印刷方法により、特殊な加工を施していない用紙にも印刷が可能です。
普通紙はもちろん、再生紙、OA用紙(PPC用紙・コピー用紙)など利用シーンに合わせて用紙を選べます。

カートリッジ本体の大きさはインクカートリッジに比べてかなり大きく容量も大きいです。

インクカートリッジとトナーカートリッジの特徴

ここではどのような印刷に向いているのかを特徴とともにご説明します。

インクカートリッジの特徴

インクカートリッジには染料インクと顔料インクの2種類があり、次の表のようにそれぞれメリットがあり、状況により使い分けることができます。

■メリット

染料インク 顔料インク
色の再現性が高い くっきりとした印刷で見やすい
光沢感が出やすい 水に強く滲みにくい
顔料に比べて安い 乾燥が早い

しかし、デメリットも存在します。

■デメリット

染料インク 顔料インク
乾くまでに時間がかかる 色の再現性が低い
水に弱く滲みやすい 染料インクと比べて価格が高い

染料インクは水に弱く、乾燥が遅いといった欠点はありますが、グラデーションを綺麗に出すことができるので写真印刷に向いています。

顔料インクはグラデーションをうまく表現することは難しいですが、単色でのくっきりとした印刷が得意なので文字印刷に適しています。また長期保存したい場合にも顔料インクは向いています。

染料インクと顔料インクを使い分けて幅広い印刷に対応できることが、インクカートリッジの特徴であり強みと言えます。

トナーカートリッジの特徴

トナーカートリッジにもメリットとデメリットがあります。

メリット
1度のインク交換で大量印刷が可能
印刷コストが安い
高速印刷が可能

トナーカートリッジの価格は高いですが容量が多いので、1枚あたりの印刷コストを考えるとインクカートリッジよりも安く印刷することができることになります。文書や図面などの大量印刷を行なうときのコスト削減、時間短縮に非常に役立ちます。

デメリット
価格が高い
色の再現性が低い

写真印刷がインクカートリッジに大きく及ばない印刷品質になることや、長期保管した際に不具合が起きやすいことに注意する必要があります。

まとめ

インクカートリッジとトナーカートリッジは使う用途に合わせて使用することをオススメします。

写真などの色合いをキレイに仕上げたいという方はインクカートリッジ、大量印刷をしたいけど、印刷コストは削減したい!という方はトナーカートリッジなど、用途を合わせてインクもしくはトナーを選ぶようにしましょう。

インクカートリッジ メリット デメリット
染料インク ・色の再現性が高い
・光沢感が出やすい
・顔料に比べて安い
・乾くまでに時間が掛かる
・水に弱く滲みやすい
顔料インク ・くっきりとした印刷で見やすい
・水に強くにじみにくい
・乾燥が早い
・色の再現性が低い
・染料インクと比べて価格が高い
メリット デメリット
トナーカートリッジ ・1度のインク交換で大量印刷が可能
・印刷コストが安い
・高速印刷が可能
・価格が高い
・色の再現性が低い

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