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EP-M553Tのスキャナーの種類と性能は?

更新日:2021-03-26
読み終わるまでの所要時間:約10分
ep-m553t

引用:EP-M553T

2021年2月26日にEPSONから発売されたエコタンク搭載モデル「EP-M553T」

「EP-M553T」は同じくエコタンク搭載モデル「EP-M552T」の後継機として発売されましたが、何が変わったのでしょうか?

今回はこの最新プリンター「EP-M553T」のスキャナーがどれだけ変化したのかに注目したいと思います。

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後継機「EP-M552T」と何が変わった?

スキャナーのスペック比較

まずはそれぞれのスキャナーのスペックを確認します。

最新プリンター
EP-M553T
従来プリンター
EP-M552T
形式 フラットベッドスキャナー シートフィードスキャナー
スキャン方式 読み取りヘッド移動による
原稿固定読み取り
読み取りヘッド固定型
原稿移動読み取り
センサー CIS方式 CIS方式
原稿サイズ 最大A4 最大A4
解像度 主走査:1,200dpi
副走査:2,400dpi
主走査:600dpi
副走査:600dpi

スペック表を比較して、違いがある項目について用語の解説を交えながら紹介します。
また、原稿のサイズが分からない方はコピー用紙のサイズの見方や種類を紹介している記事がありますのでそちらを参考にしてみてください。

スキャナー形式の違い

■(フラットヘッドスキャナー)とは

フラットヘッドスキャナーとも呼ばれています。
殆どのプリンターに搭載されているスキャナーで、コピー機のようにガラス面に原稿を置くことで、原稿をカラーで読み取ってくれるスキャナーのことを指します。
コンビニに設置されているものと同じなので、馴染みがあって使いやすいのではないでしょうか。

■シートフィードスキャナーとは

通常のフラットヘッドスキャナーとはスキャン方式が異なるスキャナーです。
読み取り部分は動かずに、原稿自体がその場所を通過して読み取っていきます。
イメージとしてはプリンターで印刷するのに似ています。

スキャン方式の違い

スキャナー形式でも触れましたが、原稿の読み取り方が異なります。
EP-M553Tは原稿を台に乗せ読み込み、EP-M552Tは印刷時同様紙をトレイにセットし読み込みます。

■EP-M553T(原稿固定読み取り)

【メリット】
フラットヘッドスキャナーは最も高い解像度でスキャンが可能で、画像の補正機能も備えています。

【デメリット】
原稿を1枚ずつガラス面に置いてスキャンをするので、手間が掛かります。
また、ある程度の厚さがあるものには対応していますが、厚い本などをスキャンすると左右のページの境目部分が浮き上がって黒くなってしまいます。

■EP-M552T(原稿移動読み取り)

【メリット】
複数枚の原稿を高速でスキャンしてくれます。
また、大量のスキャンが必要な場合は重宝します。

【デメリット】
厚めの用紙や小さいサイズの用紙には適していません。
また、原稿はノリやホッチキスで留められていると紙詰まりの原因となり、原稿が破れたり、プリンターの故障にもなりかねません。

解像度の違い

■解像度とは

解像度とは、画像の密度のことを指します。
単位は「dpi(dots per inch)」で1インチにどれだけドットが含まれているかを表しています。
解像度が高いということは、同じ面積でもドットの数が多いという意味で、それだけ細かな部分まで表現された、なめらかな画像だということになります。

EP-M553Tの解像度は、EP-M552Tと比べて主走査は2倍、副走査は4倍の解像度ですので、EP-M553Tの方がよりキレイにスキャンすることができるということになります。

■主走査・副走査とは

こちらの画像の縦線を示しているセンサーが「主走査」、横線で示しているセンサーは連続で取り込みを行う「副走査」と呼びます。

image1

スキャナーは原稿を読み取るためのセンサーが1列に並べられ、1ラインずつ読み込みを行っています。
1ライン読み込んだのでは「線」としか表現できないため、このセンサーを少しずつ移動させながら連続した取り込みを行うことで最終的に「面」のスキャンを完成させます。

EP-M553Tで言うと、「1200dpiの解像度を持つセンサーが、最大2400dpiの細かさで移動できる」と言えます。

まとめ

今回は最新エコタンク搭載プリンター「EP-M553T」のスキャナーが従来プリンター「EP-M552T」と比較して何が変わったのかを紹介しました。

■スキャン方式の違い

EP-M553T(原稿固定読み取り)

【メリット】
・最も高い解像度でスキャンが可能

【デメリット】
・原稿を1枚ずつガラス面に置くので手間が掛かかる
・厚い本などをスキャンすると左右のページの境目部分が浮き上がって黒くなってしまう

EP-M552T(原稿移動読み取り)

【メリット】
複数枚の原稿を高速でスキャンが可能

【デメリット】
・複数枚のスキャンは同じサイズの用紙に限る場合が多い
・厚めの用紙や小さいサイズの用紙には適していない
・原稿はノリやホッチキスで留められていると紙詰まりの原因になる

■解像度

EP-M553TはEP-M552Tよりもキレイにスキャンすることが出来ます。

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