インク切れのプリンターに強制印刷させる方法 エプソン編

エプソンのプリンターを使っていて1色のみインク切れが起こった際、他の色だけで強制的にプリントする方法を紹介します。

急ぎで印刷したい方は参考にしてみてくださいね。

1色がインク切れでも黒インクのみで印刷する方法

エプソンのプリンターを例に、黒インクだけで一時的に印刷する方法をご紹介します。

これは黒インクがインク切れになっていないことを前提とした操作です。ご利用の環境にもよりますが、約5日程度で印刷ができなくなるため、応急処置と考えて実行してください。

なお、黒だけでモード（黒だけで印刷）はスマホには対応しておらず、パソコンからの印刷にのみ対応しています。
黒だけでモード（黒だけで印刷）で印刷するときの設定方法は以下の通りです。

■Windows

1. プリンタードライバーの画面を表示します。
2. ［基本設定］タブの［用紙種類］で普通紙、郵便ハガキ、封筒のいずれかを選択します。
3. 印刷時のカラー設定を「グレースケール」に変更します。
4. 「EPSON プリンターウィンドウ!3」を有効にしてプリントします。この時、フチありに設定をしている場合は「フチなし」に変更してください。
5. 表示された画面で「黒だけで印刷」をクリックします。

■Mac OS

1. ［Dock］内のプリンターのアイコンをクリックします。
2. 印刷を中止します。
3. メニューの［システム環境設定］-［プリンタとスキャナ］の順に選択し、お使いのプリンターを選択します。
4. ［オプションとサプライ］-［オプション］（または［ドライバー］）の順にクリックします。
5. ［「黒だけでモード」を使用する］で［オン］を選択します。
6. プリント画面を表示します。
7. ポップアップメニューの［印刷設定］を選択します。
8. ［用紙サイズ］ではフチなし以外のサイズを選択します。
9. ［用紙種類］で普通紙、郵便ハガキ、ハガキ宛名面、封筒のいずれかを選択します。
10. ［グレースケール］をチェックします。
11. 必要に応じてその他の項目を設定します。
12. ［プリント］をクリックします。

◆黒だけでモード（黒だけで印刷）に対応している機種

◆黒だけでモード（黒だけで印刷）に対応している用紙

• 普通紙
• ハガキ
• 封筒

他の色が1色でも切れていると印刷ができない理由

モノクロ印刷も他の色を使っている

プリンターでは、シアン・マゼンタ・イエローの色を使って黒色を表現しています。

そのため、黒色のインク残量がたくさんあってもそのままの設定ではモノクロ印刷することはできません。プリンターの印刷設定を「黒だけでモード（黒だけで印刷）」に変更すれば、一定期間はモノクロ印刷をすることが可能です。

ただ、黒だけでモード（黒だけで印刷）を使い続けるとプリンター故障の恐れがあるため、早めにインクの交換をしてください。

インク切れのまま使っているとヘッドクリーニングできない

プリンターは起動するたびに「ヘッドクリーニング」をおこなっています。プリンターのヘッド部分にインクを噴射することで異物がプリンター内部に入らないようにしたり、ヘッドの乾燥を防ぐ役割をしています。

しかし、ヘッドクリーニングはかなりの量のインクを消費します。そのため、1色でもインク切れになっているとヘッドクリーニングが充分にできず、そのまま使い続けていると故障してしまうこともあります。

黒だけでモード（黒だけで印刷）で印刷するのも応急処置として利用しましょう。

毎回のヘッドクリーニングでかなりの量のインクを消費するのなら、少しでもお得にインクを揃えたいですよね。

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