プリンターには保管時と使用時に適切な温度が決められています。
今回は不適切な場所で保管していた場合、プリンターに起きてしまう症状と対処方法を紹介します。
寒い場所でプリンターを保管・使用すると?
プリンターメーカーのマニュアルにプリンター保管時は、0℃~35℃、使用時は10℃以上となっていることが多いです。
そのため、普段私たちが暮らしている場所であれば寒さによる故障は非常に少ないと考えられます。
もし、使用する場所が10℃以下だった場合には、プリンターが動かない、インクがかすれて出てくるといった現象が起こる可能性があります。
プリンター側の原因としては
- 駆動部分の潤滑剤が固まってしまうこと
- プリンター内部が結露してしまうこと
インクカートリッジ側の原因としては
このような原因が考えられます。
寒さが直接の原因でプリンターが故障することはありませんが、インクの目詰まりや潤滑剤の凝集といった不具合に繋がる可能性が高まります。
寒い場所で保管していた場合の対処法
1番の対処法としては気温0℃以下の場所にプリンターを保管しておかないことですが、うっかり不適切な温度で保管してしまう可能性があります。
その時は、プリンターを温める必要があります。
温める際は、エアコンを使うのが効果的です。
プリンター内部と外部の温度差をなくすためにカバーをしばらく開けておき、外の温度と馴染ませてから使用しましょう。
石油ストーブやドライヤーなどで温めると、一気に温度が上がり、プリンター内で結露が発生する可能性があります。また、プリンターの部品が溶けてしまう危険もあるため、ストーブやドライヤーは使用しないでください。
まとめ
プリンターを長い時間、寒い場所で保管していて久しぶりに使う時や、いつもより寒い環境で使用する時はプリンターを温めてから使用することで不具合なく動作させるように心がけましょう。
プリンターを温めるときは、エアコンを使うと効果的です。温度が一気に上がるだけでなく、プリンターの部品が溶けてしまう可能性があるのでドライヤーは絶対使用しないでください。