ブラザーのプリンターを使っていて、取り替えたインクカートリッジが認識されずに困ったという経験はありませんか?
この記事では、インクを認識してくれない時の対処法について紹介しています。
目次1:プリンターがインクを認識しない原因は5つ
ブラザーのプリンターが交換したインクを認識してくれない時の原因は、5つ考えられます。対処が簡単なものもあり、中には自宅で解決できないものも。順番にまず見ていきましょう。
- カートリッジが正しくセットされていない
- カートリッジの型番が間違っている
- 高温多湿の環境下である
- カートリッジ内に気泡がある
- ICチップやフロートが初期不良である
①から④は比較的解決が容易な原因です。
カートリッジは、プリンター本体に「カチッ」と音がするまで差し込みます。特に純正品ではなく互換インクを使っている場合は、差し込みと接触にコツがいるケースもしばしば。一度取り出してカートリッジを差し込み直してみてください。
また、その際に型番がプリンターに対応しているかどうかをチェックしましょう。カートリッジの型番が違っていたり、異なる色を差し込んでいるとプリンターは正しく認識しません。
なお、ブラザーが推奨するプリンターの使用環境は、室温10~35度、湿度20~80%です。部屋全体ではなく、プリンターの周辺が高温になっている時もあるので、その場合は環境を調整してからカートリッジを差し込み直してください。
インクカートリッジの気泡は、インクの出口を下にしてしばらく放置していると自然に消えます。残っている場合は静かに揺らして気泡を抜いてください。
これら以外の原因には、インクカートリッジの初期不良、つまり⑤が想定されます。ICチップはカートリッジの情報をプリンターに伝える媒体なので、これが汚れていたり故障していたりすると当然認識はされません。また、カートリッジを軽く振ってもインク切れを知らせるためのフロートが動かない場合も、カートリッジの不良が考えられます。
こうしたカートリッジはメーカーか販売店に問い合わせて交換してもらいましょう。
目次2:インクを認識させるためのポイント
インクカートリッジをプリンターに認識させるポイントに、「交換する時はブラックインクから」があります。
全色のインクを交換する場合、カラーインクからではなくブラックのカートリッジから挿し込むと正しく認識されやすくなります。
認識されない原因をすべて解決してもうまくいかないという場合は、ブラックのインクから差し込んでいるかどうか今一度チェックしてみてください。
目次3:プリンターにインクを認識させる解決方法
では最後に、正しくカートリッジを入れ直すための手順を紹介します。
- まず、一旦セットした認識されていないカートリッジを取り出します。この時、ICチップにふれないように注意してください。エラーの原因になります。
- 次に、プリンターの電源をOFFにしてコンセントを抜きます。
- 5〜10分そのまま放置しましょう。
- 再びコンセントと電源を入れたらブラック、カラーインクの順でインクカートリッジをセットします。
問題なければ、この手順により正しくカートリッジが認識されるはずです。
これでも認識されない場合はプリンター本体に何らかのトラブルが起こっている可能性があります。数回試しても認識されない場合は、メーカー修理も検討してみてください。
もしも発売から5年以上経過している機種の場合は、修理よりも買い替えた方がコストを抑えられることもあります。