キヤノン最新プリンターPIXUS XK50 総評レビュー
更新日:2019-06-07
インク革命編集部 小島
2017年9月22日にキヤノンから発売のPIXUSインクジェットプリンターハイスペックモデル”PIXUS XK50”は本当に買うべきなのか、プリンターのスペック、外観、おすすめポイント、残念ポイントを詳しく解説いたします。 PIXUS XK50のスペックカラーインクジェットプリンターPIXUS XK50のスペックを紹介させていただきます。
PIXUS XK50の外観寸法は横幅372mm、奥行き324mm、高さ139mmで、質量が6.5Kg(プリントヘッド、インクタンク含む)となっています。 プリンターでは珍しいグレーメタリックカラーをボディに、ロゴには赤みのかかったゴールド(カッパー色)が採用されておりハイスペックモデルにふさわしい高級感のある外観となっています。 前面には4.3型スムースタッチパネルが設置されています。大きいだけでなく、従来の操作パネルよりも軽いタッチで操作ができます。 PIXUS XK50のオススメポイント高品質な印刷が低コストで!2017年発売のプレミアムシリーズ(PIXUS XK50、PIXUS XK70)は、高品質な写真印刷と低コストの両立をテーマにして開発されました。 どれくらい印刷コストが下がったのか、旧ハイスペックモデル(PIXUS TS9030)と比較してみましょう。
大容量同士を比べた場合1枚あたり4.1円、通常容量同士の場合は9.4円コストダウンしています。ランニングコストを大幅に削減できる点が、PIXUS XK50の最大のオススメポイントです。 明るい部分をより綺麗に出せるようになったPIXUS XK50には新型インク「XKI」シリーズが対応します。XKIシリーズには今までになかったフォトブルーが入っています。 この色がインクセットに追加されたことによって、明度の高い色(明るい青や白領域)でよりなめらかな表現ができるようになりました。外で撮った明るい写真を目で見たものとより近い状態で印刷できるなど、写真印刷には外せないインクになりそうです。 パソコンを使わないお手軽印刷機能PIXUS TS8130にはパソコンを使わずに印刷する方法が大きく分けて3つあります。
例えば、カメラで写真を撮ってすぐに印刷したい時はプリンター本体にSDカードを挿して”ダイレクトプリント”をする。スマホで写真をとってすぐ印刷したい時は”ダイレクト接続”、スマホでWebページを見ていて気になった部分を”Canon PRINT Inkjet”で印刷するといった使い分けができます。 PIXUS XK50の残念ポイント本体価格が高いPIXUS XK50は本体価格が38,000円前後です。プレミアムシリーズということもあり、家庭用インクジェットプリンターの中ではかなり高い部類に分類されます。 年賀状印刷のためだけにプリンターを新しく購入しようと考えている方にはオススメできないプリンターです。カメラが好きで家で写真をたくさん印刷する方であれば、ランニングコストが安いので他のプリンターを買うよりもお得になる可能性があります。 インク型番の変更インク型番が変更になったことでプリンター発売当初は、互換インクの製造が追いつかず純正インクのみを使用することになります。 PIXUS XK50の対応インクである「XKI-N10+XKI-N11」シリーズ通常容量6色マルチパックは6,080円(税込)します。手軽に買える価格ではありません。 旧モデル(PIXUS TS 9030)は「BCI-370+BCI-371」シリーズが対応です。こちらのシリーズは既に互換品がサードメーカーにより販売がされておりお手ごろな価格で購入することができます。 PIXUS XK50は買いなのか記事の中で説明してある通り、ご家庭で写真印刷をたくさんするという方には購入することをオススメします。 ですが、プリンターを頻繁には使わないという方にはオススメできません。 その理由は、たくさん印刷しなければランニングコストが安いという”PIXUS XK50”の良さを引き出せないからです。加えて、プリンター本体価格が高いというデメリットが目だってしまいます。 プリンターというのは1年サイクルで新モデルが発売され、旧モデルになると価格がグンと下がります。なので、価格が下がっている旧モデルプリンターをオススメします。 当店インク革命.COMでは、高品質互換インクを純正インクの約半額のお値段でご提供させていただいております。最新のものが欲しいといった方でなければ、本体代金も消耗品であるインクも約半額で手にはいる旧モデルがいいのではないでしょうか。 |