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顔料インクの成分について学ぼう!

更新日:2021-04-19
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みなさんは、プリンターのインクに使用されている顔料インクについて詳しくご存知でしょうか。

プリンターを使用するにあたって必要不可欠であるインクですが、その実態を詳しく知っている方は少ないのではないでしょうか。

ここでは、顔料インクの成分や顔料インクに求められている性能などについて詳しくご説明したいと思います。

顔料インクって何?

印刷物

顔料インクとは、染料インクとは反対に塗料の粒子大きく粒子が水に溶け切っていないインクのことを指しています。紙に色を染み込ませる染料インクとは違い、印刷用紙の表面にインクが留まるため、色をはっきりと表現することができるのが特徴です。

また、顔料インクのメリットは、文字や色をくっきり鮮明に写し出せることにあります。特にプレゼン資料などのテキストやグラフは、色の鮮やかさよりもくっきり見せたいところです。顔料インクは紙の表面に付着するので、滲むことなく印刷ができます。さらに、染料インクは印刷スピードは早いですが、印刷してから乾くまで時間がかかります。一方、顔料インクでは印刷後にすぐ乾くので速乾性に優れているのです。

顔料インクは、染料インクと比べると耐光性・耐水性・保存性に優れています。レポートやビジネス文書など、長期保存したい印刷物には顔料インク対応のプリンターがおすすめであると言えるでしょう。

顔料の成分について

インク

顔料にはその組成から、無機顔料と有機顔料の2種類に大別されます。無機顔料は、有史以前から使われていた鉱物の加工品である天然無機顔料と、化学的に合成された合成無機顔料に区別可能となっています。有機顔料は、藍玉のように植物から採った不溶性を示す染料前駆体をそのまま顔料として使用するものと、植物や動物から抽出される染料をレーキ化させたものが古くからあります。現在工業的に使われているものの大半は石油工業によって成立する合成有機顔料となっています。合成有機顔料には化学構造自体が不溶性を示すもの(不溶性色素)と、水溶性の合成染料を不溶化させたレーキ顔料(lake, lake pigment)があります。

日本工業規格で規定されている顔料は次のものがあります。

  • 白色顔料:亜鉛華・鉛白・リトボン・二酸化チタン・沈降性硫酸バリウム及びパライト粉
  • 赤色顔料:鉛丹・酸化鉄赤
  • 黄色顔料:黄鉛・亜鉛黄(亜鉛黄1種・亜鉛黄2種)
  • 青色顔料:ウルトラマリン青・プロシア青(フェロシアン化鉄カリ)
  • 黒色顔料:カーボンブラック

また、顔料に求められる性能は、分光反射率、着色力・透明性または隠蔽性・分散性・耐光性・耐候性・耐熱性・耐溶剤性などが挙げられます。

まとめ

このように、顔料には私たちがあまり深く知らない成分が混入されていたり性能が求められているのです。プリンターに使用されているインクを深く知ることによって、プリンターそのものへの造詣も深くなることができるのではないでしょうか。

是非とも、プリンターの知識を欲しておられる方にとって、本記事がご活用頂ければ幸いです。


 
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