まとめて印刷でPDFが順番に並ばない?解決方法と注意点を解説

更新日:2023-03-16
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PDF

この記事は「大量のPDFを印刷しなければいけない」「PDFの印刷方法は知っているが、順番どおりに印刷できない」「まとめて印刷時で気を付けるポイントを知りたい」という人におすすめです。

PDFまとめて印刷と印刷システムの関係

パソコン

PDFのまとめて印刷は、ファイルを選択後に印刷ボタン(右クリックで表示)をクリックすればOKです。

Windowsのシステム上、右クリックしたPDFから印刷をします。そのため、順番どおりの印刷ができない時があります。

画像の場合は、最初に印刷するものをクリックまたはコマンドバーの印刷ボタンをタップすると、順番に印刷ができます。

WindowsでPDF印刷をする時は、全ファイルを選択して、右クリックで印刷しかありません。

Windows以外のPDF印刷方法は「PDFまとめて印刷で、順番どおりに並べる方法」で紹介します。

PDFまとめて印刷で、順番どおりに並べる方法

番号

普通にPDFまとめて印刷をすると、順番どおりに並びません。しかし、PDFを順番どおりに印刷できると、管理がしやすいででしょう。

ここでは、PDFまとめて印刷で順番どおりに並べる方法を紹介します。

■まとめて印刷ツールをインストールする

1つ目が「まとめて印刷ツールのインストール」です。有名なものは「まとめて連続印刷」になります。

無料でインストールできて、すべてのプリンターに対応しています。PDFファイルの順番を入れ替えができて、ファイル削除もワンクリックが可能です。

PDF用の印刷システムがあるため、他ソフトウェアのインストールも要りません。最大で1,000枚のPDFファイルを印刷できるため、大量のPDFを印刷できます。

また、ドキュメントのPDF変換もできるため、ワードからPDF化したい人におすすめです。

まとめて連続印刷のインストールは、以下のとおり。

まとめて連続印刷

2つ目が「PrintConductor」です。ファイルを追加、プリンターの選択、印刷の3ステップ

で、PDFのまとめて印刷ができます。

ただし、5つ以上のアカウントを利用すると、59~99ドルが必要です。個人なら無料で利用できますが、会社で利用したい人は注意してください。

Print Conductorのインストールは、以下のとおり。

複数のPDF, Text, Imageファイルをバッチプリント – Print Conductor

■フォルダからの一括印刷

2つ目が「フォルダからの一括印刷」です。PDFまとめて印刷の中で、もっとも簡単な方法です。

フォルダから一括印刷方法は、以下のとおり。

  1. 印刷したいPDFを、1つのフォルダにまとめる
  2. PDFのドラッグまたはCtrl+クリックで選択後、右クリックをする

簡単な方法ですが、順番どおりに並べるには「最初に印刷するものをクリック」か「コマンドバーの印刷をタップ」などの工夫をしましょう。

■PDFを結合する

3つ目が「PDFを結合する方法」です。PDFツールの「Adobe Acrobat DC」を利用すると、複数のPDFファイルを1か所にまとめられます。

PDFの結合方法は、以下のとおり。

【PDFを結合して、まとめて印刷する方法】

  1. PDFツールの「Adobe Acrobat DC」を起動します。
  2. 作成と編集をクリックして、ファイルを結合しましょう。印刷したいPDFファイルを、ドロップ&ドロップで移動してください。
  3. PDFの読み込みをしたら「結合ボタン」をタップしましょう。ファイルが読み込まれたことを確認し、「結合」をクリック。PDFを順番どおりに並べられますし、印刷しないファイルを削除できます。

PDFの結合ができたら、印刷→プロパティの表示→印刷用紙の種類、部数、ページ設定をして、印刷をしましょう。

■スプール設定をする

4つ目が「プリンターのスプール設定」です。プリンターは、パソコンのスピードよりも遅いと言われています。

そのため、印刷するデータを一時保管する「ロッカー」が必要です。このようなシステムをスプールと呼ばれていて、PDFを順番に並べられます。

スプールの設定方法は、以下のとおり

  1. トップページの虫メガネで「コントロールパネル」と入力する
  2. 「デバイスとプリンター」をクリックし、使用するプリンターを選択する
  3. 使用するプリンター名を右クリックして「プリンターのプロパティ」をクリック。キーボードのPを押しても、プリンターのプロパティを選択できます。
  4. 詳細設定の「全ページ分のデータをスプールしてから、印刷データをプリンターに送る(キーボードのTでも選択可能)」と「スプールされたドキュメントを最初に印刷する(キーボードのRでも選択可能)」にチェックをします。

これで順番どおりに印刷ができます。ただし「全ページ分のデータをスプールしてから、印刷データをプリンターに送る」にチェックを入れると、印刷の時間がかかるので注意しましょう。

それでも、PDFを順番どおりに並べられるメリットがあります。

■VBAでまとめて印刷をする(上級者向け)

エクセルなら「Microsoft Scripting Runtime」で、スプレッドシードは「Google Apps Script」に、以下のコードをペーストするとPDFの並び替えと印刷ができます。

エクセルの場合は、VBAの「ツール」の「参照設定」をクリックして、AcrobatとMicrosoft Scripting Runtimeへチェックを入れましょう。

スプレッドシートの場合は「ツール」の「スクリプトエディタ」を表示させます。下のコードをペーストして、右矢印マークをクリックしてください。

【VBAでまとめて印刷するためのコード一覧】

コード

コード別の解説は、以下のとおり。

■コード1の解説

フォルダ内のPDFをファイル名で取得します。ファイルが並ぶ順番に印刷するためのコードです。

■コード2の解説

フォルダのPDFファイルを印刷。ファイル操作をできる「FileSystemオブジェクト」を利用して、PDFが保存されているファイルへアクセスします。

全ファイルの処理をしたら「if文(If fs.GetExtensionName(path:=mysubfile) = “PDF” Then)」でPDFを取得します。

■コード3→PDFの順番を並び替える

コード2でPDFの取得に成功したら、コード3でフォルダの順番を並び替えます。なぜなら、コード2だけの処理では、順番に処理できないからです。

そのため、コード3を追加して、フォルダに並んでいる順でPDFを印刷するコードが必要になります。

■コード4→名前・番号順に印刷する

コード4は、名前・番号順に印刷をします。コード3

PDFファイルを印刷します。流れは、コード3で並び替えたPDFファイル順に印刷していきます。PDFが印刷できない時は、パスワード付きまたは開けないPDFの可能性が高いでしょう。

23行目~25行目コードは、印刷できないPDFを取得できます。

■コード5→印刷されなかったPDFの通知機能

コード5では、印刷ができなかったPDFの通知機能があります。プログラミングのアレルギーがない方や自動化したい人は、上記のコードを利用してください。

PDFまとめて印刷時の注意点

PDFまとめて印刷は、一括でPDF印刷をできる便利な方法です。しかし、印刷時の注意点があるので、確認してください。

■注意点その1:印刷設定が変更されてしまう

まとめて印刷をすると、全PDFファイルが同じ印刷設定で印刷できます。一時的にまとめて印刷をする時は、通常の設定に戻してください。

■参考文献


 
小島啓司
執筆者:小島
(インク革命編集部)

プリンターや複合機、テプラ製品に関するレビュー・トラブル解決法など、実用的な記事を1,000本以上執筆。
15年以上にわたり現場で培った知見をもとに、読者の「困った」を解決する情報をわかりやすくお届けしています。

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