プリンターを使用していると、いくら待っても印刷が始まらなかったり印刷面が汚れたりといった不具合が発生する場合があります。このような不具合が発生すると故障を疑ってしまいがちですが、実は簡単な手順で解決できるケースも多くあります。
プリンターが何らかの原因でインクタンクを認識しないと、プリンターの動作が止まってしまい使用することができません。
Canon PIXUS TS7430プリンターは、インクタンクを認識しない場合には、プリンターのスクリーンならびにデバイスの画面にエラーメッセージとサポート番号が表示されるため、サポート番号を確認することで適切な対処方法を行なうことができます。
ここでは、インクタンクを認識しない場合に表示されるサポート番号・エラーの内容・対処方法についてご紹介します。
■画面に【サポート番号:1600】の表示がある場合
インクが無くなった可能性があることを示すサポート番号です。
新しいインクタンクへと交換を行いましょう。
■画面に【サポート番号:1401・1403・1405・140B】が表示されている場合
これらはプリンターヘッドが故障している可能性があることを示すサポート番号です。故障でなければ、以下の操作を行うことで回復できる場合があります。
- プリンターの電源を一旦切った後に入れ直す
- インクタンクをいったん取り外し、再度セットする
- インクタンク上部の「Canon」ロゴ付近を真下に押す
これらの対処法を行っても改善されない場合は、キャノンホームページから修理申込みをするか、パーソナル機器修 理受付センターへ修理の依頼を行いましょう。
■画面に【サポート番号:1410・1411・1412・1413・1414】が表示されている場合
サポート番号1410~1414は、インクタンクが認識できていない場合に表示されます。
インクタンクが正しく取り付けられていない可能性があるため、一旦取り外して再度「カチッ」と音がするまでしっかり押してセットしてみましょう。
それでも回復しない場合は、新しいインクタンクへの交換を行って下さい。
■画面に【サポート番号:5100】が表示されている場合
プリンタートラブルが発生していることを示すサポート番号です。
この番号が表示されたら、まずはプリンターの電源を切ることが重要です。印刷中の場合はストップボタンを押して印刷を中止した後、電源を切ります。
電源を落としたら、以下の項目を確認します。
プリンターは動作してプリントを行なえるものの、印刷面が汚れたりかすれたりといった不具合が生じることがあります。このような場合は、ノズルが目詰まりを起こしていたりといった原因が考えられます。
ノズルの目詰まりはノズルチェックパターンを印刷してみることで確認が可能です。目詰まりの場合はヘッドクリーニングで対処できますので、以下に手順をご紹介します。
■ノズルチェックパターンの確認方法
- プリンターの電源が入っていることを確認して、カセットにA4の紙を1枚セットして後「OK」ボタンを押します。
- メニューから「メンテナンス」→「ノズルチェックパターン印刷」の順に選択します。
- 「はい」を選択して「OK」ボタンを押すと、ノズルチェックパターンが印刷されます。確認画面が表示されたら「次へ」を選択します。
- 印刷されたノズルチェックパターンを確認して、格子状の印刷に欠けがあったり各色の塗りつぶしに白い横筋があったり何も印刷されていない場合は、クリーニングの必要があると判断できます。
■ヘッドクリーニングの手順
ノズル目詰まりの場合は、以下の手順でヘッドクリーニングを行います。
- プリンターの電源が入っていることを確認した後、カセットにA4用紙をセットして「OK」ボタンを押します。。
- メニューから「メンテナンス」→「クリーニング」の順に選択します。
- 「はい」を選択すると、ヘッドクリーニングが開始されます。
- ノズルチェックパターン印刷の確認画面が表示されたら「はい」→「OK」の順に選択します。
ヘッドクリーニングを2回繰り返しても変わらない場合は、強力クリーニングを実施してみましょう。
■強力クリーニングの手順
強力クリーニングは、インクを多く消耗しますが通常のクリーニングよりも効果の高いクリーニング方法となります。
- プリンターの電源が入っていることを確認した後、カセットにA4用紙をセットして「OK」ボタンを押します。
- メニューから「メンテナンス」→「クリーニング」の順に選択します。
- 「はい」を選択すると、協力クリーニングが始まります。終了するまで他の操作を行わずに待ちます。
- ノズルチェックパターンの確認画面が表示されるため、「はい」を選択して協力クリーニングの結果を確認します。
強力クリーニングを行っても改善されない場合は、一旦電源を切り24時間以上経過後に再度強力クリーニングを実施します。
それでも改善されない場合は故障の可能性も考えられるため、キャノンホームページまたはパーソナル機器修理受付センターから修理依頼を行いましょう。