「印刷できない」を事前に防ぐための3つの注意点
プリンターインクを交換したばかりなのに、うまく印刷できない―。
かすれたり、思ったような色になっていなかったりするのは、インク塾の「目詰まり・認識不良時の裏技を検証」でも取り扱ったように、ノズル部分がインクやホコリで汚れてしまっている可能性があります。
クリーニングに関しては先の記事を読んで頂くとして、日頃の注意でこの「印刷できない」「色が上手く出ない」を防止するポイントを伝授致します。
使用するたびにきちんと電源はOFF
プリンターの電源をONにすると、インクのタンクが収まっている部分が「ガー」っという音を立てて中央部分に出てくるのはご存知ですね。
この状態のままにしておくと、インクのタンクからは水分が蒸発して行きます。
万年筆にキャップを付け忘れると、見る見るうちに”枯れて”いきますね。
そして、ペン先はインクが濃縮された状態で固まっていきます。
これと同様に、無駄にインクの蒸発をさせないためにも、プリンター使用が終わったら必ず電源はOFFにしてください。
こうすることで、プリンターのヘッドがホームに戻り、乾燥によって目詰まりを起こすことを防止できるのです。
(※古い型のプリンターなどは、手動で戻す必要のある機種も存在します)
ヘッド部分にインクがこびりつくことからくる印刷の失敗を防ぐには、「使った後は必ず電源OFF」です。
無駄と思っても、「月1印刷」
インクがヘッドにこびりつくことで印刷できないことを防止する意味でも、印刷は定期的に行うことがベストです。
「でも、プリンターなんてそんなに使う?」という方、プリンターのメンテナンスの意味もある印刷ですから、少なくとも月に1~2回はプリントを。
名刺を自分で印刷する方でしたら、一度に何十枚も刷ってしまわずに、無くなったら印刷するようにすればいいかもしれませんね。
せっかく新しいインクに交換しても、ヘッドが汚れて印刷できないなんて時間も新しいインクももったいない事です。
こまめな印刷で、ヘッドの目詰まり防止を心掛けてくださいね。
プリンターはホコリを嫌います
汚れたヘッドには、インクだけでなくホコリもこびりついています。
これを防止するには、プリンターを使い終わったら「閉じるべき部分は閉じる」こと。
プリンター用紙を差し込むトレイや、印刷されたものが排出される部分、全て閉じてください。
できれば、布をかぶせる位のケアをして欲しいと思います。
中には、年賀状の時期にしか使わないという方もいらっしゃるかもしれませんね。
そういった方は、できればプリンターを購入した時に入っていた段ボール箱に収める位の気持ちで保護しておいてください。
乾燥とホコリからプリンターヘッドを守ることが必須!
新しいインクをセットし、いざ印刷!―こういった時に限って急ぎのタイミング。
なのになぜ印刷できないの?
日頃の付き合い方次第でご機嫌が良くも悪くもなるプリンターですから、優しく丁寧に接しておきたいものです。
- 使用するたびにきちんと電源は切る。
- 月に1度は印刷してプリンターを動かす。
- ホコリなどが溜まらないように気をつける。
こういったトラブルを防ぐためにも、上記3点に気を付けて日頃からケアしておきましょう。
「使わないから放っておく」よりも、今回ご紹介したポイントを時々気にかけてあげるだけで、プリンターはより長持ちするのです。
適度に・適切に使用するからこそ、きちんと印刷できるプリンターであってくれます。
ぜひ参考にしてください。