ブラザーから、大容量インクカートリッジを搭載した「ファーストタンク」シリーズの新製品として、A4インクジェット複合機「MFC-J5115N」「MFC-J5010N」と、A4インクジェットプリンター「HL-J5113N」の3機種が2026年8月上旬に発売されます。
3機種はいずれも、約30万ページまたは7年間の使用を想定した高耐久設計に加え、A4カラー約26ipm、A4モノクロ約28ipmの高速印刷に対応しています。
この記事では、3機種の共通点や違い、選び方に加え、プリンター購入後に確認しておきたい対応インク「LC516/LC516XLシリーズ」についても解説します。
ブラザー「ファーストタンク」の新製品3機種とは?
「ファーストタンク」は、大容量インクカートリッジを採用し、インク交換の手間やランニングコストを抑えやすくしたブラザーのインクジェットプリンターシリーズです。
今回発表されたのは、コピー・スキャン・ファクスにも対応した複合機2機種と、印刷機能に特化したプリンター1機種です。
| 製品名 | 製品タイプ | 主な機能 |
|---|---|---|
| MFC-J5115N | A4インクジェット複合機 | プリント・コピー・スキャン・ファクス |
| MFC-J5010N | A4インクジェット複合機 | プリント・コピー・スキャン・ファクス |
| HL-J5113N | A4インクジェットプリンター | プリント |
印刷性能や耐久性、対応インクは共通していますが、給紙トレイの数やコピー・スキャン・ファクス機能の有無が異なります。
発売日と価格
MFC-J5115N、MFC-J5010N、HL-J5113Nの発売予定日は、いずれも2026年8月上旬です。
価格は3機種ともオープン価格となっているため、実際の販売価格は販売店や購入時期によって異なります。
| 製品名 | 発売予定日 | 価格 |
|---|---|---|
| MFC-J5115N | 2026年8月上旬 | オープン価格 |
| MFC-J5010N | 2026年8月上旬 | オープン価格 |
| HL-J5113N | 2026年8月上旬 | オープン価格 |
MFC-J5115N・MFC-J5010N・HL-J5113Nの違い
3機種の印刷速度、耐久性、対応インクなどは共通しています。主な違いは、給紙トレイの数と複合機能の有無です。
| 項目 | MFC-J5115N | MFC-J5010N | HL-J5113N |
|---|---|---|---|
| 製品タイプ | 複合機 | 複合機 | プリンター |
| コピー・スキャン | 対応 | 対応 | 非対応 |
| ファクス | 対応 | 対応 | 非対応 |
| 給紙トレイ | 2段 各最大250枚 |
1段 最大250枚 |
2段 各最大250枚 |
| 多目的トレイ | 最大100枚 | 最大100枚 | 最大100枚 |
| ADF | 最大50枚 | 最大50枚 | なし |
| 両面同時スキャン | 対応 | 対応 | 非対応 |
| 対応インク | LC516/LC516XL | LC516/LC516XL | LC516/LC516XL |
用紙を種類別にセットして使いたい場合は2段給紙のMFC-J5115NまたはHL-J5113N、設置スペースや価格とのバランスを重視する場合は1段給紙のMFC-J5010Nが候補になります。
新製品3機種の主な特徴
約30万ページまたは7年間の高耐久設計
3機種はいずれも、約30万ページまたは7年間の使用を想定した高耐久設計です。
月間の印刷枚数が多いオフィスや店舗では、本体の耐久性もプリンター選びの重要なポイントになります。ただし、30万ページより前に廃インクボックスの交換が必要になる場合があります。
カラー約26ipm・モノクロ約28ipmの高速印刷
A4普通紙の印刷速度は、カラー約26ipm、モノクロ約28ipmです。
複数ページの資料や帳票をまとめて印刷する場合にも、印刷待ち時間を抑えやすい仕様です。
1枚目もカラー約4.7秒・モノクロ約4.5秒
ファーストプリントは、カラー約4.7秒、モノクロ約4.5秒です。
大量印刷だけでなく、見積書や伝票などを1枚だけ素早く出力したい場面でも使いやすいでしょう。
全色顔料インクを採用
ブラックだけでなく、シアン・マゼンタ・イエローにも顔料インクを採用しています。
顔料インクは普通紙上で文字や線がくっきり見えやすく、文書、グラフ、表などを印刷するビジネス用途と相性のよいインクです。
低ランニングコストと大容量印刷
LC516XLシリーズ使用時のA4文書インクコストは、カラー約4.1円、モノクロ約0.8円とされています。
印刷可能枚数は、ブラックが約6,000ページ、カラー各色が約5,000ページです。インク交換の回数を減らしやすいため、印刷枚数が多い環境に適しています。
3機種の対応インクはLC516/LC516XLシリーズ
MFC-J5115N、MFC-J5010N、HL-J5113Nの対応インクは、いずれもLC516シリーズおよびLC516XLシリーズです。
| プリンター | 対応インク | 印刷可能枚数の目安 |
|---|---|---|
| MFC-J5115N | LC516/LC516XLシリーズ | LC516:ブラック・カラー各色 約1,000ページ LC516XL:ブラック 約6,000ページ・カラー各色 約5,000ページ |
| MFC-J5010N | LC516/LC516XLシリーズ | LC516:ブラック・カラー各色 約1,000ページ LC516XL:ブラック 約6,000ページ・カラー各色 約5,000ページ |
| HL-J5113N | LC516/LC516XLシリーズ | LC516:ブラック・カラー各色 約1,000ページ LC516XL:ブラック 約6,000ページ・カラー各色 約5,000ページ |
本体に同梱されるインクは、LC516 BK/C/M/Yのスターターインクカートリッジです。交換用インクを購入するときは、使用しているプリンターの型番とインク型番を確認しましょう。
インク革命のLC516互換インクについて
インク革命では、ブラザー LC516シリーズ対応の互換インクを取り扱っています。
純正インクは高いと感じる方には、価格が抑えられた互換インクがおすすめです!
3機種はそれぞれどんな方におすすめ?
MFC-J5115N|給紙量と複合機能を重視するオフィス
MFC-J5115Nは、プリント・コピー・スキャン・ファクスに対応し、2段の給紙トレイを備えた上位モデルです。
普通紙と別サイズの用紙を使い分ける場合や、用紙補給の回数を減らしたい場合に向いています。両面同時スキャンにも対応しているため、紙文書の電子化が多い職場にも適しています。
MFC-J5010N|機能と本体サイズのバランスを重視する方
MFC-J5010Nは、MFC-J5115Nと同じくコピー・スキャン・ファクスを利用できる複合機です。
給紙トレイは1段ですが、ADFや両面同時スキャンに対応しています。2段給紙が不要で、複合機能を一通り使いたい場合に選びやすいモデルです。
HL-J5113N|印刷機能だけを使いたい方
HL-J5113Nは、コピー・スキャン・ファクスを省いたプリント専用モデルです。
2段の給紙トレイと最大100枚の多目的トレイを備えているため、印刷量が多く、複合機能を必要としないオフィスや店舗に向いています。
購入前に確認したいポイント
コピー・スキャン・ファクスが必要か
印刷以外の機能を使用する場合は、MFC-J5115NまたはMFC-J5010Nを選びましょう。HL-J5113Nはプリント専用のため、コピーやスキャンには対応していません。
給紙トレイは1段で足りるか
MFC-J5115NとHL-J5113Nは2段給紙、MFC-J5010Nは1段給紙です。
A4普通紙と別サイズの用紙を常時セットしたい場合や、給紙容量を重視する場合は2段給紙モデルが便利です。
本体価格だけでなくインク代も確認する
プリンターは本体購入後も継続的にインク代がかかります。月間印刷枚数を確認し、標準容量のLC516と大容量のLC516XLのどちらが使い方に合っているか検討しましょう。
保証サービスの利用条件も確認する
メーカーの延長保証や会員向けサービスには、製品登録、ネットワーク接続、純正インクの使用などの条件が設定されている場合があります。
互換インクを使用する場合は、保証やサービスの適用条件を事前に確認しておくことが大切です。
よくある質問(FAQ)
Q1. MFC-J5115N・MFC-J5010N・HL-J5113Nの発売日はいつですか?
3機種とも2026年8月上旬に発売予定です。
Q2. 3機種の対応インクは何ですか?
MFC-J5115N、MFC-J5010N、HL-J5113Nは、いずれもLC516シリーズおよびLC516XLシリーズに対応しています。
Q3. LC516とLC516XLの違いは何ですか?
LC516XLはLC516よりも印刷可能枚数が多い大容量タイプです。LC516はブラック・カラー各色約1,000ページ、LC516XLはブラック約6,000ページ、カラー各色約5,000ページの印刷が可能とされています。
Q4. 3機種の印刷速度は同じですか?
はい。3機種ともA4カラー普通紙約26ipm、A4モノクロ普通紙約28ipmです。
Q5. MFC-J5115NとMFC-J5010Nの主な違いは何ですか?
主な違いは給紙トレイの数です。MFC-J5115Nは2段、MFC-J5010Nは1段です。どちらもコピー・スキャン・ファクス、ADF、両面同時スキャンに対応しています。
Q6. HL-J5113Nはコピーやスキャンができますか?
いいえ。HL-J5113Nはプリント専用モデルのため、コピー、スキャン、ファクスには対応していません。
Q7. インク革命でLC516互換インクを購入できますか?
インク革命ではLC516シリーズ対応の互換インクを取り扱っています。購入前に商品ページの対応プリンター一覧をご確認ください。
まとめ|印刷量と必要な機能に合わせて選ぼう
ブラザーのMFC-J5115N、MFC-J5010N、HL-J5113Nは、大容量インクカートリッジを搭載した「ファーストタンク」シリーズの新製品です。
主なポイントは、
- 2026年8月上旬に発売予定
- 約30万ページまたは7年間の高耐久設計
- A4カラー約26ipm・モノクロ約28ipmの高速印刷
- 4色独立の全色顔料インクを採用
- 対応インクは3機種ともLC516/LC516XLシリーズ
- MFC-J5115Nは2段給紙の複合機、MFC-J5010Nは1段給紙の複合機
- HL-J5113Nは2段給紙のプリント専用モデル
インク革命では、LC516シリーズ対応の互換インクを取り扱っています。プリンター本体の購入を検討するときは、必要な機能や給紙量だけでなく、購入後に使用するインクの価格や容量も含めて比較しましょう。
参考:ブラザー公式ニュースリリース「大容量インクカートリッジ搭載のA4インクジェットプリンター・複合機3機種を新発売」
