在宅ワークの資料や学校のプリントなど、自宅で書類を印刷する機会が多い方には、レーザープリンターも選択肢の一つです。文字中心の印刷に向いたモノクロ機から、図表をカラーで出力できる機種まで、使い方に合わせて選べます。
この記事では、家庭でも使いやすい5機種を、印刷速度・接続方法・自動両面印刷・本体サイズで比較します。対応トナーや維持費の考え方も紹介するので、プリンター選びと消耗品選びにお役立てください。
本記事では、トナーを使う電子写真方式のプリンターとして、レーザー方式とLED方式の機種を紹介しています。掲載機種はすべてA4対応のプリント専用機です。
家庭でレーザープリンターを使うメリット

レーザープリンターは、文字や罫線を使った書類の印刷に向いています。仕事の資料、申請書、学習プリントなど、読みやすさを重視したい場面で活躍します。
複数ページを続けて印刷する際の速さも、選ぶポイントになります。例えば、今回紹介するHL-L2460DWはA4モノクロで毎分34枚の連続印刷に対応。まとまった資料を用意するときにも便利です。
また、大容量トナーを選べる機種なら、交換の頻度を抑えやすくなります。ただし、維持費はトナー価格や印刷内容、ドラムなどの交換費用によって変わります。レーザー方式なら必ずインクジェット方式より安くなる、というわけではないため、普段の印刷量に合わせて考えましょう。
家庭用レーザープリンターを選ぶ5つのポイント
白黒の書類が中心か、カラーも必要か
文字中心の資料や学習プリントが主な用途なら、モノクロ専用機が候補になります。カラーの図表や色分けした教材も印刷したい場合は、カラーモデルが便利です。
写真をきれいに残すことが主な目的なら、写真向けインクジェットプリンターも比較対象に入れてみてください。何を印刷することが多いかを決めると、必要な機能を絞りやすくなります。
本体価格だけでなく、トナーとドラムの費用を見る
購入時の本体価格に加えて、交換用トナーの価格・容量・印刷可能枚数も大切です。トナーとドラムが別になっている機種では、ドラムも交換する消耗品になります。
印刷枚数が多いご家庭は大容量トナー、使用量が少ないご家庭は購入時の負担や保管スペースも含めて考えると、使い方に合った選択ができます。
本体のサイズと、使うときに必要なスペースを測る
机や棚に置く場合は、幅・奥行・高さを同じ順番で比較しましょう。本体が収まるだけでなく、用紙の補充、トナー交換、排紙トレイの使用や放熱に必要なスペースも確保することが大切です。
USB接続で十分か、Wi-Fiで使いたいか
1台のパソコンとつないで使うなら、USB接続のみの機種も選べます。家族で共有したい場合や、スマートフォンから印刷したい場合は、Wi-Fi対応機が候補です。
今回の5機種では、HL-L2400DはUSB接続専用です。Wi-Fi対応機でも、利用する端末やOS、アプリによって使える機能が異なるため、自分の環境に対応した接続方法を選びましょう。
自動両面印刷と、コピー・スキャンの必要性を考える
ページ数の多い資料を印刷するなら、自動両面印刷が便利です。紙を手で裏返す作業を減らせるので、日常的に書類を印刷する方に向いています。
この記事の5機種には、コピー・スキャナー・FAX機能はありません。紙の書類をコピーしたり、取り込んでデータにしたりする場合は、プリント専用機ではなく複合機を選びましょう。
家庭向け5機種の比較表

接続方法と自動両面印刷の有無を先に見ると、使い方に合う機種を絞りやすくなります。
| 機種 | 色・印刷方式 | A4連続印刷速度 | 接続方法 | 自動両面印刷 | 本体サイズ 幅×奥行×高さ(mm) |
選ぶときのポイント |
|---|---|---|---|---|---|---|
| キヤノン Satera LBP6040 | モノクロ・レーザー | 毎分18枚 | USB・Wi-Fi | 非対応 | 364×249×199 | 小型の本体で、片面の白黒書類を印刷したい方に |
| ブラザー HL-L2400D | モノクロ・レーザー | 毎分30枚 | USB | 対応 | 356×360×183 | パソコン1台とつなぎ、両面で書類を印刷したい方に |
| ブラザー HL-L2460DW | モノクロ・レーザー | 毎分34枚 | USB・有線LAN・Wi-Fi | 対応 | 356×360×183 | 家族で共有し、白黒の資料をまとめて印刷したい方に |
| キヤノン Satera LBP621C | カラー・レーザー | カラー・モノクロとも毎分18枚 | USB・有線LAN・Wi-Fi | 非対応 | 430×418×287 | カラーの図表や片面の配布資料を印刷したい方に |
| ブラザー HL-L3240CDW | カラー・LED | カラー・モノクロとも毎分26枚 | USB・有線LAN・Wi-Fi | 対応 | 399×399×239 | カラー資料と自動両面印刷を両立したい方に |
※表は横にスクロールできます。印刷速度はメーカー公表のA4片面連続印刷時の値です。印刷内容・用紙・設定・接続環境などにより実際の速度は変わります。本体寸法とは別に、トレイの使用やメンテナンス用のスペースが必要です。
※2026年10月19日時点で、LBP6040とLBP621Cはキヤノン公式の「在庫僅少の製品一覧」に掲載されています。新規購入時は販売店の在庫状況も選択の条件になります。掲載順は販売順位や性能順位を示すものではありません。
使い方に合わせて選ぶなら、どの機種?
パソコン1台で白黒書類を印刷するなら「HL-L2400D」
HL-L2400Dは、USB接続で使うモノクロレーザープリンターです。Wi-Fiは搭載していませんが、A4毎分30枚の印刷と自動両面印刷に対応しています。
決まったパソコンから仕事の書類や学習プリントを出力するなど、使う場所と接続先が決まっている方に向いています。
家族で共有し、白黒資料をまとめて印刷するなら「HL-L2460DW」
HL-L2460DWは、USB・有線LAN・Wi-Fiに対応したモノクロモデルです。A4毎分34枚の印刷と自動両面印刷ができ、本体サイズはHL-L2400Dと同じです。
パソコンを置く場所に縛られず使いたい方や、家族それぞれの端末から書類を印刷したいご家庭に向いています。
カラー資料も両面で印刷するなら「HL-L3240CDW」
HL-L3240CDWは、カラー・モノクロともにA4毎分26枚の印刷に対応したLEDプリンターです。レーザー方式とは光源が異なりますが、同じくトナーを使って印刷します。
自動両面印刷とWi-Fiを備え、グラフ入りの仕事の資料や、色分けした教材などにも使いやすい機種です。カラー印刷と書類印刷を1台でまとめたい方に向いています。
小型のモノクロ機を選ぶなら「LBP6040」
LBP6040は、幅364×奥行249×高さ199mmのモノクロレーザープリンターです。USBに加えてWi-Fiにも対応しています。
自動両面印刷はありませんが、白黒の書類を片面で印刷する使い方に合います。設置スペースを抑えたい場合の比較候補です。
片面のカラー書類を印刷するなら「LBP621C」
LBP621Cは、カラー・モノクロともにA4毎分18枚の印刷に対応しています。USB・有線LAN・Wi-Fiで接続でき、色のある図表や案内文を印刷したい場面に役立ちます。
自動両面印刷には対応していません。両面印刷をよく使う場合は、HL-L3240CDWなどの対応機との違いも判断材料になります。
対応トナーと交換する消耗品
トナーは、プリンターごとに対応する型番が決まっています。本体の型番と消耗品の型番をセットで覚えておくと、交換時に探しやすくなります。
| プリンター | 対応トナー | ドラムなどの消耗品 | インク革命.COM |
|---|---|---|---|
| LBP6040 | トナーカートリッジ325(ブラック) | トナーとドラムが一体のカートリッジ | LBP6040の対応トナーを見る |
| HL-L2400D | TN32Jシリーズ 大容量:TN32JXL 超・大容量:TN32JXXL |
ドラムユニット:DR32J トナーとは別に交換 |
HL-L2400Dの対応トナーを見る |
| HL-L2460DW | TN32Jシリーズ 大容量:TN32JXL 超・大容量:TN32JXXL |
ドラムユニット:DR32J トナーとは別に交換 |
HL-L2460DWの対応トナーを見る |
| LBP621C | 標準:トナーカートリッジ054 大容量:トナーカートリッジ054H 各ブラック・シアン・マゼンタ・イエロー |
トナーとドラムが一体のカートリッジ | LBP621Cの対応トナーを見る |
| HL-L3240CDW | TN299シリーズ 大容量:TN299XLBK/TN299XLC/TN299XLM/TN299XLY 超・大容量:TN299XXLBK/TN299XXLC/TN299XXLM/TN299XXLY |
ドラムユニット:DR299CL ほかに廃トナーボックス・ベルトユニット |
HL-L3240CDWの対応トナーを見る |
※交換用トナーの主な容量を掲載しています。TN32Jシリーズの標準トナーは一部販売店での取り扱いです。純正品の型番と、互換品の商品名・販売セットの表記は異なる場合があります。
例えば、HL-L2400D・HL-L2460DWは、トナーがなくなったときにドラムまで一緒に交換する構造ではありません。一方で、ドラムにも交換時期があるため、長く使う場合はトナー代だけでなく、その費用も見込んでおくと安心です。
トナー代と維持費を抑えるコツ
価格と印刷可能枚数を同じ条件で比べる
トナーは、1本の価格だけでなく、印刷可能枚数と合わせて比べることが大切です。大容量タイプは購入時の金額が高くても、1枚当たりのトナー代を抑えられる場合があります。
ただし、メーカーが公表する印刷可能枚数は規定の試験条件に基づく値です。写真や塗りつぶしの多い資料では使用量が変わり、実際に印刷できる枚数は同じにならないことがあります。カラー機では4色分の費用、機種によってはドラムなどの費用も含めて考えましょう。
純正トナーと互換トナーを比較する
純正トナーはプリンターメーカーが提供する消耗品です。互換トナーは、対応機種で使えるように別のメーカーが製造した消耗品で、購入費用を抑えたいときの選択肢になります。
価格差は型番や容量、購入時期によって異なります。同じ対応機種・色・容量の商品を見比べ、価格に加えて保証内容や問い合わせ窓口も確認すると、選びやすくなります。
必要な分を両面印刷する
自動両面印刷を使うと、複数ページの資料に使う用紙を減らせます。印刷前にページ範囲やプレビューを確認し、不要なページを省くことも、紙とトナーの使いすぎを防ぐ方法です。
対応トナーをインク革命.COMで探す

インク革命.COMでは、この記事で紹介した5機種の対応トナーを取り扱っています。上の一覧からプリンター別の商品ページへ進めるので、本体の型番から探したいときにも便利です。
商品保証とサポート
インク革命.COMでは、購入したインク・トナーに1年間の返金・交換保証を用意しています。保証には適用条件がありますので、詳しい内容は保証サービスの案内をご覧ください。
互換トナーを初めて使う場合も、対応機種や保証内容を確認しながら選べます。型番や使い方で迷ったときは、購入前後の問い合わせ窓口をご利用ください。
配送の目安も確認できる
インク革命.COMは、18時30分までの注文を当日出荷の目安として案内しています。コンビニ決済などの前払いは入金確認後の出荷となります。商品の出荷表示と配送・お支払い方法も合わせて確認できるので、交換時期が近づいたときにも役立ちます。
家庭用レーザープリンターのよくある質問
家庭用なら、レーザープリンターとインクジェットのどちらがよいですか?
文字中心の書類をまとめて印刷したい場合は、レーザー・LED方式が候補になります。写真の表現や写真用紙への印刷を重視する場合は、写真向けインクジェット機も比較するとよいでしょう。本体価格だけでなく、印刷する内容と量、消耗品の費用で選ぶのがおすすめです。
HL-L2400DとHL-L2460DWは何が違いますか?
主な違いは接続方法と印刷速度です。HL-L2400DはUSB接続で毎分30枚、HL-L2460DWはUSB・有線LAN・Wi-Fiに対応し、毎分34枚です。どちらも自動両面印刷ができ、本体サイズは幅356×奥行360×高さ183mmです。
紹介している機種でコピーやスキャンはできますか?
できません。掲載した5機種はすべてプリント専用機です。紙の書類をコピーしたり、スキャンして保存したりしたい場合は、コピー・スキャナー機能を備えた複合機が必要です。
写真も印刷できますか?
カラーモデルでは、写真を含む文書も印刷できます。ただし、写真専用のインクジェット機とは得意な仕上がりや対応用紙が異なります。用紙は機種が対応するものを使用し、インクジェット専用紙をレーザー・LED機に流用しないようにしましょう。
トナーとドラムは同じものですか?
別の役割を持つ消耗品です。トナーは印刷に使う粉末で、ドラムは画像を形成する部品です。カートリッジに一体化されている機種と、別々に交換する機種があります。今回のブラザー3機種はトナーとドラムが分かれています。
大容量トナーはどの機種でも使えますか?
機種によって異なります。HL-L2400D・HL-L2460DWはTN32JXL/TN32JXXL、LBP621Cは054H、HL-L3240CDWはTN299XL/TN299XXLシリーズに対応しています。型番の似た別機種用トナーは使えないため、プリンター別の対応一覧から選ぶと分かりやすくなります。
互換トナーはインク革命.COMで購入できますか?
はい。この記事の対応トナー一覧から、各機種用の商品をご覧いただけます。商品ごとに色・容量・セット内容を比較できます。
まとめ
家庭用のレーザープリンターは、印刷する内容と接続方法、自動両面印刷の必要性から選ぶと、使い方に合う機種を見つけやすくなります。
- USBで白黒書類を印刷するなら、HL-L2400D
- Wi-Fiで共有し、白黒資料をまとめて印刷するなら、HL-L2460DW
- カラー印刷と自動両面印刷を使いたいなら、HL-L3240CDW
- 小型のモノクロ機や片面のカラー機を比較するなら、LBP6040・LBP621Cも候補
購入後の使いやすさには、トナーの選びやすさや維持費も関わります。本体の機能と対応トナーを合わせて比較して、ご家庭の印刷に合う1台を選んでみてください。
