「プリンターのインクって、純正品以外に互換インクもいろんな会社のがあるけど、結局どこで買うのがいいの?」
そんなみなさんの疑問を解決すべくお送りしているこの検証レポート。
初回の記事ではインクを4社同条件で購入し、届く速さ・梱包・保証・送料などを比較しました。
そして前回の【検証レポ
第2弾】では、インクを実際にセットして、カートリッジの形やプリンターの反応、印刷結果などを比べてみました。
今回は少し切り口を変えて、純正インクと互換インクを併用して印刷してみるとどうなるのかをチェックしていきたいと思います!
「全部を互換インクに変えるのはちょっと不安…」という方や、「残っている純正を使い切ってから互換に切り替えたい」という方にも、参考になる内容かと思いますので、ぜひ最後までご覧ください。
これまでのおさらい
まず最初にこれまでの検証レポシリーズを振り返ってみましょう。
第1弾:注文・梱包・保証・送料を比較!
最初の【検証レポ
第1弾】では、メーカー公式・インク革命・互換インクメーカー2社(自社運営サイトA社・Amazon出店B社)の4社に同じ条件でインクを注文し、届くまでの速さ・梱包状態・保証内容・送料などを比較しました。
結果をざっとまとめたのが下の表です。詳しく知りたい方はぜひ、前回の記事をご覧くださいね。
| メーカー公式 オンラインショップ |
インク革命 | 自社運営サイト A社 |
Amazon出店 B社 |
|
|---|---|---|---|---|
| 購入価格 (税込) |
8,140円 ※標準容量の価格 |
5,470円 | 3,490円 | 1,199円 |
| 発送 スピード |
3日後 | 翌日 | 2日後 | 翌日 |
| 梱包状態 | ○ | ○ | △ | △ |
| 保証・ サポート |
○ | ◎ | ○ | × |
| 送料 (税込) |
宅配便 660円
5,500円以上で |
宅配便 550円
4,000円以上で |
宅配便 550円
1,500円以上で |
送料無料 (Amazonプライム) |
第2弾:カートリッジの形・セット感・印刷結果を比較!
続く【検証レポ
第2弾】では、届いた4社のインクを実際に開封して、カートリッジの形状やプリンターへの装着のしやすさ、セット時の挙動、印刷結果を順番にチェックしていきました。
どのインクも大きなトラブルはありませんでしたが、細かい品質の差は感じました。
- 形状・セット感:どのメーカーも装着しやすく、差し心地の大きな違いはなし。
- 表示・認識:各社とも問題なし。B社のみ1回だけ認識されなかったが、差し直しで解決。
- 印刷結果:A社はやや鮮やか寄り、B社はやや薄め、インク革命は純正に近いバランス。
- ヘッドまわり:B社は少しインクの溜まりが見られる。
今回の検証内容
そして今回の【検証レポ 第3弾】では、純正インクと互換インクを“一緒にセットして使う”とどうなるのかを検証します。
今回も前回と同じプリンター「Canon PIXUS TS8630」を使用します。
純正と互換インクを併用した、下記2種類のパターンで印刷を行いました。
<検証パターン>
- 純正のC・M・Y・GY(カラー)+互換インクのBK・PGBK(ブラック2種)
→ 純正のカラーインクに、互換インクの黒を組み合わせたパターン - 純正のBK・PGBK(ブラック2種)+互換インクのC・M・Y・GY(カラー)
→ 純正の黒に、互換インクのカラーを組み合わせたパターン
以上の組み合わせで印刷した印刷物を、それぞれ「すべて純正インクで印刷したもの」と並べて比較しました。
※今回も、メーカー別に【インク革命】【A社】【B社】の3パターンでテストしています。
印刷してみたときの様子

前回の記事で各メーカーの互換インクでも十分綺麗に印刷できることはわかりましたが、純正と併用しても大丈夫か少し心配ですよね。
インク革命のインクは、純正との併用OKの旨がホームページに明記されています。A社のインクも「純正品との併用は動作確認済み」との記載がありました。B社については併用に関する記述は見当たりませんでした。
結果から言うと、どの組み合わせでもプリンターは問題なくインクを認識し、動作も問題ありませんでした。用紙へのインクののり具合や乾きの速さも、大きな違いはありませんでした。
実際に印刷してみた結果
それでは、印刷結果をチェックしていきます!
純正インクの仕上がりを基準に、各社でどんな違いがあるのでしょうか…!?
パターン①:純正カラー(C・M・Y・GY)+ 互換ブラック(B・PGBK)
インク革命


A社


B社


パターン②:純正ブラック(B・PGBK)+互換カラー(C・M・Y・GY)
インク革命

A社

B社

全パターンを並べてみる

……いかがでしょうか?正直なところ「思ったほど差がないな」というのが第一印象でした。
どのパターンも純正とほぼ同じようにきれいに印刷できていますね。
一番違いがあるとすれば、B社のパターン①(黒だけB社)では黒が少し紺色がかって見え、パターン②(カラーだけB社)では色がやや薄めに見えた点でしょうか。

とはいえ、全体的にはどのインクもきれいに印刷できており、先ほども書いたようにプリンター側のエラーなども出ないので、十分普段使いできるなと感じました。
まとめ
今回の【検証レポ 第3弾】では、純正インクと互換インクを組み合わせて印刷してみるとどうなるのかを検証しました。
結果をまとめると——
- プリンターの認識・動作
どのメーカーでも問題なし。エラー表示や動作不良はありませんでした。 - 印刷の仕上がり
インク革命とA社はどちらのパターンでも純正に近い自然な発色で、大きな違いは見られませんでした。
B社については、パターン①(純正カラー+互換ブラック)では黒が紺色っぽく見える傾向があり、パターン②(純正ブラック+互換カラー)では色がやや薄い印象がありました。
今回のテストでは、純正インクと3社分の互換インクを組み合わせて、各パターンで数枚ずつ印刷を行いました。その範囲では一番違いが見られたのはB社との併用パターンでしたが、かすれなど印刷が崩れるようなトラブルはなく、どのインクもきれいに印刷できました。
ただし、あくまで少量・短期間の検証結果であるため、使用を続けたり大量印刷を行ったりすると、別のトラブルが発生する可能性がある点には注意が必要です。
今回テストした中で最も価格が安かったB社の互換インクは、ほかと比べて発色がやや薄めという印象でした。さらにメーカー保証がないため、「写真や作品づくりには純正や他社互換インクを使う」「メモや社内資料など用途を限定して使う」といった形で、リスクを踏まえた使い方をするのがおすすめです。
互換インクは純正品に比べて価格がリーズナブルなのも大きな魅力です。もし今、純正インクを使っていて「黒だけ切れちゃった…」というときは、試しに黒だけ互換インクにしてみるのも一つの方法です。
ただし、一般的に純正品以外を使うとプリンターメーカーの保証対象外となるケースがほとんどです。
そのため、互換インクを選ぶ際は、できるだけ保証がついていること、そして純正品との併用が可能と明記されているメーカーを選ぶと安心です。とくにB社のように保証がない製品を使う場合は、「万が一トラブルが起きても自己責任」という点を理解したうえで、コストとのバランスを見ながら上手に活用してみてください。
今回使用したインクはこちら!
▶︎BCI-331XL(BK/C/M/Y/GY) + BCI-330XLPGBK (6色マルチパック大容量) キヤノン[Canon]互換インクカートリッジ

